◯株式会社安川電機

北九州市にある安川電機は1915年の創立以来、「電動機(モータ)とその応用」を事業領域に定め、
その製品・技術により常に時代の先端企業を支え続けて来ました。

安川グループでは「事業の遂行を通じて広く社会の発展と人類の福祉に貢献する」という安川グループ経営理念を原点とし、
世界中のものづくりの品質と生産効率を向上させることで、お客さまの経営課題や環境問題などの
社会課題の解決に寄与しています。(会社HP より)

 今回は農業テーマへの取組みとして、「AI を活用したいちごの自動パック詰めシステムや新規テーマ開拓」に
ついて開発の現場と今後の展開についてお話を聞かせて頂きました。いちごをトレイからピッキングし、
検査してしてバックに詰める作業の自動化を開発しておられます。
 2024年12月からJA全意ふくれん県南Fステーションで稼働検証を行い、2025年進入を目指す!とのことです。
農業の分野でもAIの導入により人間の負担を減らす取り組みが行われています。

◯上野精機株式会社

遠賀郡水巻町にある「上野精機株式会社」を訪問し代表取締役 上野 昇様から企業概要などの説明を受けました。
上野精機株式会社は、1972年3月の創業以来、半導体製造装置の開発、設計、製造、販売、メンテナンスまで
一貫したシステムによって半導体産業を支える企業です。半導体・電子部品の検査装置というニッチな分野で世界トップシェアを誇る装置メーカーです。
上野精機のダイソータ・テストハンドラは世界最高速の処理スピードと正確な外観検査技術で圧倒的な生産性を実現しているとのことです。
売上高106億円、従業員数240名です。福岡県には世界に打って出ている元気印の企業がたくさんあります。
社長の企業理念、社会貢献の思いなども聞かせて頂きました。

〈経営理念〉
・私たちは 価値創造を図り
・お客様の喜ぶ商品とサービスを以って
・人と社会の幸福と世界の発展に貢献します

◯田川市石炭・歴史博物館

昭和58(1983)年に「田川市石炭資料館」として筑豊随一の規模を誇った三井田川鉱業所伊田竪坑の跡地に
開館以来、石炭を主テーマとする博物館として存在します。

平成23年に、日本で初めてユネスコ「世界の記憶」(世界記憶遺産)に登録された
「山本作兵衛コレクション」627点を所蔵。所蔵資料のうち約1万5千点が石炭関連資料です。
屋外には実際に炭坑で使用された大型機械類や、復元の炭坑住宅も展示しています。

今回は特に石炭を掘り出す作業をバーチャルリアリティーを活用したシアターで体感したり、
展示資料をインターネットで見たりできる「デジタルミュージアム」の取り組みについて田川市教育長から説明を受けました。
デジタルミュージアムにかかる費用と財源は合計1,666万円(うち2分の1は国のデジタル田園都市国家構想推進交付金)

デジタルツインが436万円(イニシャルコスト393万円、ランニングコスト43万円)
VRシアターが1,230万円(VR動画808万円、機器類297万円、シアター室の改装125万円)とのことです。