南城市にある「ワンネス財団」を訪問しました。
精神疾患や様々な障害、各種依存症、過去の犯罪歴など、様々な課題を抱えている方々には、「課題や問題を抱える前から、生きづらさを感じ、生きることが苦しかった」という共通した根っこがあります。失敗に厳しい日本社会で“生き直し”を応援しながら、雇用まで創出して社会復帰を応援しているのが一般財団法人「ワンネス財団」です。
共同代表である三宅隆之さんと副理事長の荒木桃子さんからご説明をして頂きました。これまで1,300名を超える方々が、「ワンネス財団」を経て「生き直し」を実現してきました。
施設内での説明の後、施設利用者の皆さんが手掛けた「バニラ農園」の栽培の現場を視察しました。高齢化が進み維持管理が難しくなってしまった沖縄県南部の農村地域である遊休資産を活用し、地域の方々と連携しながら福祉的な雇用(農福連携)を作るプロジェクトが「The Okinawa Vanilla Company」として行われています。収穫には約4年が必要で最初の収穫目標額は2億円とのことでした。
過去の様々なご苦労の後、「沖縄でバニラを育てたい」との思いでこの素晴らしいプロジェクトが進んでいます。夢を描いて実現する、実に素敵な施設とプロジェクトを視察させて頂きました。