株式会社植松電機

 札幌から1時間半程度、北海道赤平市にある株式会社植松電機を訪ね、「リアル下町ロケット」のモデルとも言われる、代表取締役の植松努さんよりお話を聞かせて頂きました。

 元々は、炭鉱の中での軌道車両などのモーターの修理などから創業、その後リサイクル用マグネット事業を進める中小企業となりました。

 2004年に北海道大学でロケットエンジンの研究をしていた永田先生との出会いをきっかけに、現在は様々な宇宙開発にかかわり、全国の大学生や研究者を技術的にサポートしています。

植松電機はロケット企業というイメージで語られることの多いですが、現在はそれらに加え、幅広い業界との交流や技術支援、教育を行っているのだそうです。

 現在も子供達も参加できるロケット教室の開催やプログラミング授業のカリキュラム開発など、大学、学生や研究者に対する教育事業にも膨大な情熱を注ぎ込んでおられます。

 灘高校なども含め、たくさんの子どもたちが修学旅行などで同社を訪れるとのことです。到達高度を40メートル程に抑え、狭い敷地でも安全にロケットを発射できる様にして、同社による出張や協力団体によるロケット教室が福岡県を含め全国でも開催できるようになったとのことです。その製造にも福祉施設の力を借りて行っているとのことです。

 失敗を恐れずに、自ら挑戦することの大切さを、小さなロケット作りなど様々な体験を通して子ども達に夢と勇気と自信を持ってもらうことへの活動をされています(会社ホームページより)